こんにちは！山口県山口市阿東で地域おこし協力隊をしている佐伯です。現在リモートワークが働き方の一つとして一般化している中、地方移住が選択肢の一つとなっています。今回は地方移住に対して不安を持っている人向けに準備することや知っておいたほうがいいことをまとめました。
この記事の前編が以下になります。ぜひ前編を読んでからこの記事を読んでください。
移住に伴う不安を解消！成功するために押さえたい準備と情報収集方法
地方移住に興味を持っても、「本当にうまくいくだろうか？」という不安はつきものです。住環境や仕事、人間関係など未知の世界への一歩を踏み出すのは勇気が必要ですよね。しかし、事前の準備と情報収集をしっかり行えば、移住の成功率はぐっと高まります。今回は、移住に伴う不安を解消するために押さえておきたい準備のポイントと、情報収集の方法について紹介します。
よくある不安の種
移住者の多くが抱く不安として、次のようなことをよく聞きます。
今の収入が維持できるか、仕事が見つかるか、病院やスーパーが近くにあるか、交通の不便さはどんなものか、地元の人と馴染めるか、孤立しないか、都市部との物価の違いはどんなものかなどがよく言われます。
これらの不安に対して答えていきたいと思います。収入については田舎の企業や法人に転職するのではほどんどの場合、確実に収入は落ちます。理由は田舎の地価や家賃など物価の安さが影響しています。あとは漁業は収入がいいとよく聞きますが、農業は収入が少ないです。それに転職するなら仕事を見つけてから移住したほうがスムーズでいいと思います。移住してから探してもいいですがその場合、職種や働き方など自分の理想とは全く違うものになると思います。
田舎に住むうえで車は必須です。公共交通の便はとても悪いです。通勤をバスや電車にするのはあまり考えないほうがよいかと思います。病院やスーパーが近くにないというのも少なくないのでその点から見ても車はいります。
地元の人と馴染む方法は、集落や街の出し物、お祭りに出ていれば自然と馴染むことができると思います。あとはおすそ分けをすると自然とお互いに送りあう関係になると思います。
成功するための準備のポイント
仕事の確保・収入のプランを立てる
移住後の生活の安定には、仕事や収入の確保が欠かせません。まず仕事の体制を転職・現地就職かリモートワークでの継続かフリーランスか選びましょう。また、移住先の自治体が提供している「地域おこし協力隊」や移住者向けの補助金制度などのサポート情報も活用しましょう。
住まいの確保と生活環境の確認
移住先の生活が快適かどうかは、住まい選びが大きく影響します。まずは短期間のお試し移住を活用しましょう。地域によっては短期間の空き家の貸し出しやゲストハウス、民泊での受け入れをしているところがあります。お試し移住で実際の生活を体験してみましょう。そして物件見学を現地で行いましょう。田舎の空き家は写真で見るより古い可能性があります。早いうちに大家に直してもらうか、プチリフォームの許可をもらったりしたほうがいいと思います。どこが畳でどこが板の間かも確認しておいたほうがいいです。最後に医療機関や生活インフラを調べましょう。特に病院、スーパー、公共交通機関の有無を確認し、住もうと思っている地域からどれくらい離れているかなど確認してください。
自治体によっては、移住者向けの住宅支援制度を提供していることもあります。こちらも事前にチェックしておいてください。
地域コミュニティのリサーチと人間関係の構築
移住を成功させるには、地域のコミュニティにどれだけ馴染めるかにも関係します。そのために移住前にするといいことを紹介します。
まずはオンラインコミュニティの活用です。地方に移住した人や地方ビジネスが目的のコミュニティに参加し体験談を聞くことで地域で馴染む方法がそれとなくつかめるかもしれません。
次に地域のお祭りやイベントに行ってみることです。行ってみることでその地域では何が盛んなのか、どのようなことに力を入れているのか、住民の雰囲気などがわかります。
最後に移住者向けのサポート団体の力を借りることです。地域によってはサポート団体自体ない可能性もありますが、ある場合は積極的に力を借りることをおすすめします。その地域について詳しく知っているはずなので移住前の不安について相談すると解決してくれるはずです。
まとめ
僕は何の準備もせずに移住しました。地域おこし協力隊という立場があり、地域の方が支えていてくれるからやっていけています。何のサポートもなかったらスムーズに仕事ができる体制にできていないと思います。僕は立場があるのでサポートされましたが、普通の移住ではサポートはありません。移住する前に何ができるのか、移住後は何をしたらいいか、わかっていたら少しは楽になると思います。この記事がこれから移住する人のサポートになると幸いです。
