こんにちは! 山口県地域おこし協力隊の佐伯です。僕は山口県岩国市から地域おこし協力隊として山口県の山口市阿東町に来ました。地域おこし協力隊の活動内容としては「IT技術を活用した地域貢献」です。今回はこれから地域おこし協力隊になりたいと考えている人へ僕の感じたことや体験を紹介していきます。
地域おこし協力隊の募集について
そもそも僕は地域おこし協力隊という存在を知りませんでした。転職時期は転職サイトを隅から隅までチェックし、気になったところにひたすら履歴書を送り、面接をしては落とされる毎日でした。希望条件としては「IT系」という業種のみで他の希望条件はあげてもいなかったのですが、業界未経験者には厳しかったみたいです。そんな時にIT系の業種に就いている知人から「山口市の阿東地域でIT系の求人を募集してるよ。」と教えてもらい、地域おこし協力隊の存在を知りました。後先が無かった僕は応募をかけて、書類選考と面接を通して無事に採用されることとなりました。
僕の場合はたまたま知人からタイミングよく希望業種での地域おこし協力隊の募集を聞いたからよかったものの、下手したら今頃もまだ路頭に迷う生活だったかもしれないです。この記事を読んでいる人たちにそんなことにはなってほしくないので、先日知ったサイトを紹介します。
https://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/index.html
上記のリンクは「JOIN」というポータルサイトです。このサイト内の地域おこし協力隊の特設サイトでは各都道府県の募集内容やインスタグラムなどのSNSが確認できます。このサイトを使えば希望の職種で地域おこし協力隊になることも容易になりますし、協力隊員のインスタグラムから行きたいと思っている地域がどんな感じか少しはつかめるかと思います。僕もなった後で知りましたがとても便利だと感じました。
僕としてはこういったサイトを使って仕事内容や福利厚生についてしっかり確認しておいたほうがいいと思います。詳しい仕事内容や保険、職場の体制、支援してくれる団体についてよく確認してください。加えてSNSで堅苦しい文面上からは読み取れない地域の特色が見られるとなおよいです。
地域おこし協力隊になるための必須条件
地域おこし協力隊の募集要項には目を通しましたか?普通の求人とは違うところが数点あります。
まずは都市圏に住んでいることが条件になってます。僕もこの条件を見たとき困りました。阿東町よりかは岩国市は栄えていますが都市圏と言えない気がします。僕はこの条件を満たしているか何回か確認を取りOKでした。僕みたいになんともいえないところに住んでいる人は一度確認してみたらいいんじゃないでしょうか。田舎出身でも現在都市圏に住んでいる人は全然OKらしいです。
あと任期満了後も定住を目指す方という条件もあります。募集をかけている地域は外から人口を増やせることが一番願っていることなのでこういう募集をしています。僕も面接時に「定住は考えていますか?」と聞かれました。そのとき僕は正直に気持ち五分五分だと答えました。全く考えていないといった答え方をしない限りは答えを気にして無さそうでした。その場では定住について考えているか問われますが、実際は地域おこし協力隊になって3年間じっくり考える時間があるので気にしていないのかもしれないです。ただし、地域によってはその答えを重要視しているかもしれないのであまり否定的な意見は言わない方がいいと思います。
他にも「深い熱意を持ち積極的に活動・貢献できる方」とかいう条件もあったり、普通の求人情報を見た後だとかなり変わっているので見ていない人は一度目を通してみてください。
地域おこし協力隊になれたらするべきこと
採用が確定した後は田舎に住むための下調べとして、先輩の地域おこし協力隊や知人に話を聞き、困らないよう準備をしました。都市部と田舎には大きなギャップがあります。
例えば買い物できるところが少なかったり、遠かったりします。気軽に買い物ができないので僕はよく買いだめています。あとは虫が多かったりします。僕は虫が大の苦手なので、虫対策で殺虫剤や虫よけを大量に買い込んでいきました。おかげであまり大きな被害にはあっていません。(部屋にムカデが出たり、小さい羽虫が入ってくることはあります。)
田舎に引っ越す前に僕を担当してくれている行政の方と頻繁に連絡をとったりもしました。引っ越し先の情報や必要な手続きについて教えてもらいました。
いろいろと先に聞いておくことでかなり役に立ちましたし、心の準備をしておくことができたので採用されたら積極的に質問しましょう。
まとめ
とにかく各地の募集を見てください。幅広いジャンルでの募集があります。探せば気になる募集があるかもしれません。加えて僕みたいに普通の求人だとどこにもとってもらえないって人は地域おこし協力隊に応募してみましょう。体感ですが競争相手が少なく採用されやすいイメージです。地域おこし協力隊になることを考えている人は自分に合った内容で地域おこし協力隊になれるよう情報収集をしてください。