こんにちは、まつきおです!皆さんは「2025年問題」というのをご存じですか?2024年がまもなくおわろうとしていますが、2025年を迎える日本にどんな問題があるのでしょうか?物流の2024年問題というのも、モビリティ(移動)の視点から田舎では問題視されていますが、これについては別の記事にてご紹介していきたいと思いますので、さっそく「2025年問題」についてみていきましょ~!

「2025年問題」ってなんだ?
2025年、団塊の世代(1947~1949年生まれ)と呼ばれる多くの人が75歳以上になることで起こる社会的課題!高齢化が加速して医療や介護のニーズが急増する一方で、それを支える側の若い世代が減っていくことが大きな壁となります。
特に都会ではこの「2025年問題」により施設が足りなくなったり、人手が不足したりといった問題が目に見えることに!介護・医療施設が過密して混雑した都会、高齢者の需要に対して供給が人手不足により間に合わず…そもそも、その高齢者の医療・介護制度利用を支える若年層が少子高齢化により減っている現状に追い打ちをかけることに!
厚生労働省による「我が国の人口について」というページを参照すると
”日本の人口は近年減少局面を迎えており、2070年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は39%の水準になると推計されています。
また、団塊の世代の方々が全て75歳となる2025年には、75歳以上の人口が全人口の約18%となり、2040年には65歳以上の人口が全人口の約35%となると推計されています。
諸外国と比較しても、日本における少子高齢化の動きは継続しており、今後も、人口の推移や人口構造の変化を注視していく必要があります。”






人生100年時代、日本に暮らす一市民として暮らす環境や状況がどうなるか…正直不安な方も多いのではないでしょうか?しかし、今まで都会一強だった状況から、「2025年問題」をきっかけに都会だけではなく地方が持つ力を見直していくべきなのかもしれません!
スグ、便利に手に入る都会の暮らしだけが数ある暮らしの中のナンバー1ではないかもしれません。
都会と田舎、それぞれの暮らしの違い
皆さんのイメージする都会と田舎の暮らしとはどんなものでしょうか?わたしは山口市へ移住する前は東京に暮らしていましたが、田舎暮らしのイメージは「のんびり自然に囲まれて、新鮮な農産物が豊富で、人は優しくて…」というように思い描いていました。実際に暮らし始めてみると、「自然は豊か=野生動物との距離が近い、草刈りなどの管理が必須であり自然災害への備えが必要」と実際に住んでみないとわからないメリット・デメリットがみえてきました。
2025年問題を考えるにあたって都会・田舎暮らしを考えたとき…
都会の暮らし
- 介護施設や病院はあるもののありすぎて予約が取れない…!
- 高齢者が1人で孤独に暮らすケースが増えており、ご近所づきあいがない・少ない場合には孤独死の可能性も…!
- 生活費が高く、働けるまで働かないと微々たる年金だけではやっていけない!
一方、地方にはこうした課題を解決するヒントがたくさんあります。
田舎の暮らし
- 自然に囲まれた環境で、心も体もリラックスできる。
- 地域の人たち同士で助け合う文化(相互扶助の精神)が残っている。
- 家賃や生活費が都会よりぐっと安いので、ゆとりが生まれる。(そのかわりに都会ではかからない生活費、例えば長距離を走るためのガソリン代などがかかる)
地方には、都会にない「ゆったりした時間」や「人と人とのつながり」があります。この都会にはない人と人とのつながりが、高齢者にとっても大きな安心感にもつながります。もちろん、都会にしかない利便性や良いところもたくさんあるかもしれませんが、2025年問題を考えたときに、課題解決のチャンスや良さを活かせる暮らしができるのは田舎(地方)!かも、ということですね。
「2025年問題」を乗り越えるために!
前編として「2025年問題」ってなに?とお話しました。「少子高齢化」である日本の今後の未来にとってすっごく大きなテーマなんだなって感じますね!団塊の世代が75歳以上になることで、医療や介護のニーズが一気に増えるけど、それを支える人手が足りない…これ、よーく考えたら若年層やこれから生まれてくる未来を背負った子どもたちにとっては怖い話です。でも、これをきっかけに都会の暮らしだけじゃなくて、田舎の良さにも目を向けてみるのは大事だな~と気づかされました。
都会の暮らしは本当に便利だけど、施設の混雑とか孤独のリスクもあって一筋縄ではいかない感じ。一方、田舎には人と人とのつながりとか、ゆっくり流れる時間みたいな…都会にはない魅力があってそれがこの「2025年問題」を紐解くきっかけになるかもしれないわけです。もちろん、どっちにも良いところも大変なところもあるけど、田舎の持つ「ゆとり」や「助け合いの文化」は、これから人口減少していく日本の社会にすごく必要なものだと思いませんか? 2025年問題を考える中で、自分にとってどんな暮らしが合うのか、どんな未来を作りたいのか、みんなで一緒に考えるきっかけにしていきたいですね!大都会東京から、ドのつく田舎(といったら阿東に暮らす皆さんに怒られそうですが…)阿東へ移住してきた身の経験として、これからどのように暮らしていくのか、その時に「2025年問題」は避けて通れない課題提議のひとつだと感じました!
後編ではなぜ田舎暮らしが2025年問題を解決できるヒント、可能性があるのかに迫っていきたいと思います!そちらもお見逃しなく!